店頭販売のご案内

1. 映画『グラン・ブルー』への憧れ

虜になって心から離れない映画が、誰にでもあると思います。

自分にとってはリュック・ベッソン(仏:Luc Besson)監督の『グラン・ブルー』。

実在の人物をモデルに、1988年にフランスで製作された青春映画です。

この映画は熱狂的なファンを生み出し、『グラン・ブルー・ジェネラシオン(Grand Blue Generation)』と呼ばれ、世界中を席巻しました。

実は自分もその一人。

劇中でエンゾ(ジャン・レノ:Jean Reno)が掛けていたフレームを曲げて鼻当てにした眼鏡を探し、今も映画の世界に潜るとき、この眼鏡を掛けています。

登場人物のように、仲間と共に人生を真っ直ぐに生きたい。

そんな彼等と共に、この映画の一人でありたい。

そして、その想いを映画で描かれていた碧色で表現したい。

長年、抱いていた想い。

それがメタルジュエリー開発の原点です。

角川シネマ新宿にて2010年8月7日(土)に公開。

製作年 1988年(フランス)

2. 『遠州碧(Enshu-Blue)』という碧色

刃金からくり屋の事務所がある湖西市は、浜名湖(静岡県)の西岸に位置しています。

この浜名湖を中心に静岡県西部地域は『遠州』と呼ばれています。

『遠州』は北側に南アルプス連峰(赤石山脈)を臨み、東側に位置する森町、掛川市や島田市はお茶の名産地。新緑の頃に碧色(へきしょく、あおいろ)に染まります。

南側の遠州灘はフグやシラスなど海の幸も豊富です。

また西側になる地元の湖西市や浜松市、磐田市は農業や畜産が盛ん。

浜松市の三ヶ日は地名がブランドになるほどミカンが有名です。

『グラン・ブルー』の舞台になった地中海沿岸と同様に、『遠州』も気候が温暖で食材も豊かであり人の気性も穏やかです。

映画の世界と重なる部分に感動し、また『遠州』にある中小企業の総力で創り上げた碧色でもあります。

そこで、このメタルジュエリーの碧色を『遠州碧(Enshu-Blue)』と名付けました。

3. デザインしたメタルジュエリー

炭素鋼を、200〜500℃で塑性変形させるときに現れる強度の上昇と延性の低下現象を青熱脆性(せいねつぜいせい)と言います。

この温度で鋼を加熱し続けると表面に薄い酸化膜が生成され、その厚みで光が干渉し青く見えるようになります。

しかし青熱脆性は品質に影響するため、製造現場ではネガティブな要素として嫌われ注目されることはありませんでした。

メタルジュエリーの碧色は製造現場で嫌われていた色であり、熱処理で創り出したメッキや塗装では出せない色です。

そのため品質評価の基準も明確なものがなく、これまで普段の生活で試作品を装着し品質確認をしてきました。

装着して6ヶ月以上が経過しましたが、表面に生成した薄い酸化膜が剥離することもなく、生じたキズなども目立たない程度です。

しかし一部の試作品には錆が発生し、販売には適さない商品も発見されました。

そのため通販サイトを制作しましたが、販売を控えている状況です。

4. 店頭販売のお知らせ

商品はネクタイピンですが、ネクタイをする機会も減ってきました。

そこで胸ポケットやワイシャツの襟に装着し、『グラン・ブルー』の世界に潜りながらワンポイントのオシャレとして使っています

そのため地元を象徴する『遠州碧』の話を聴き、実際の色合いの良さから販売を希望する方も増えて来ました。

韓国から帰国した4月9日より店頭販売を開始します。

大きさは以下のような大きさとなります。

現在の在庫状況と販売価格については右表のようにしております。

海外企業の技術支援が本格的になり、通信販売への対応が間に合いません。

申し訳ありませんが、ご興味がございましたら当店まで足をお運びください。

『グラン・ブルー・ジェネラシオン』。

地元への愛情と想いを象徴する『遠州碧』。

『仲間とともに、人生を真っ直ぐに生きていきたい。』

そんな想いを込めて製作しました。

この想いを共有できる方々に、直接、お届けしたいと願っております。

刃金からくり屋 店主

(製造・販売元)

株式会社 応用技術研究所

(販売責任者)

代表取締役 日名地輝彦

(所在地)

静岡県湖西市鷲津3398番地(〒431-0431)

アルカミーノ 1B2

(連絡先)

Phone 053-401-3313

FAX 053-401-3314