有効数字

有効数字


有効数字は数値の精度(正確さ)を決めるルールです。このルールを関係する人たちが共有しています。

1). 0(ゼロ)以外の数字に挟まれた0(ゼロ)は有効である。

    • 60.8 は有効数字 3 桁である。

    • 39008 は有効数字 5 桁である。

2). 0(ゼロ)以外の数字より前に0(ゼロ)がある場合、その0(ゼロ)は有効ではない。

    • 0.093827 は有効数字 5 桁である。

    • 0.0008 は有効数字 1 桁である。

    • 0.012 は有効数字 2 桁である。

3). 小数点より右にある0は有効である。

    • 35.00 は有効数字 4 桁である。

    • 8 000.000000 は有効数字 10 桁である。

4). 科学的記数法を使う場合

    • 1.×E3は有効数字 1 桁である。

    • 1.000×E3は有効数字 4 桁である。

5). 2桁の有効数字に丸める

    • 12 300 は 12000 となる。

    • 0.00123 は 0.0012 となる。

    • 0.1 は 0.10 となる。

    • 0.02084 は 0.021 となる。

6). 有効数字の演算で注意すること

    • 丸め誤差 - 任意の桁で丸め(切り上げ、切り捨て、四捨五入など)による誤差。

    • 桁落ち - 演算により有効数字の桁数が少なくなってしまうこと。(例 31.638-31.606 = 0.032 (有効数字5桁 ⇒ 2桁))

    • 情報落ち - 絶対値に大きな開きがある場合、絶対値の小さい方が無視されてしまう。(例 2.00×E3 + 1.00 = 2.00×E3)

【注意】WEBテキストでの有効数字のルール

    • 設問に指定がない限り、有効数字は3桁とします。


練習問題