力学の種類

機械設計における力学

機械設計は『四力(よんりき)』と呼ばれる以下の四つの力学と計測工学を基礎にしています。強度設計は四つの力学のうち機械力学と材料力学を使います。部品の強度を計算するとき、部品に作用する外部からの力を計算するとき機械力学を使い、部品内部に生じる力を計算するときに材料力学を使います。中心になる計算は部品内部に生じる力になるため材料力学の内容が中心になります。


    • 機械力学 部品の外部から作用する力を求める力学

    • 材料力学 部品の内部に作用する力を求める力学

    • 流体力学 部品に影響する空気や潤滑油などに作用され生じる力を求める力学

    • 熱力学 部品に影響する気温などの熱により生じる力を求める力学

    • 計測工学 部品に作用する様々な力を計測する分野

産業別・製品別に整理すると強度設計が利用される範囲は以下のような製品群に分類されます。

民生品と呼ばれる商品の開発・設計。また商品を生産する設備の開発・設計。どちらも製造業にとっては重要な仕事です。また一人ですべてを設計するには荷が重く時間もかかります。そのため部品ごとに開発や設計がなされています。

民生品として一般に流通しませんが、社会インフラとして発電機や産業設備などの開発・設計も進路としては求められる仕事です。